コロナ自粛の最中、
投資による老後資金対策及び節税対策として、
手続きを開始した。
ところで、
idecoは節税対策や老後資金対策で一定のメリットがあるが、
60歳まで投資金額を引き出すことができないというデメリット(ある意味メリット)、
もあるので加入の際は充分に検討した方が良い。
投資を非課税で運用したい、
というニーズであればまずはNISAから始めることをお勧めしたい。
ワタシの場合は「つみたてNISA」を年間の上限額Maxで活用しているが、
NISAの場合は60歳になる途中で、現金が必要になり引き出す必要性が出てきた際に、
特に制限なく引き出すことができる。
老後資金対策として途中で引き出すことなく積み立てたければ、
それを継続して実践すれば良いし、途中で現金が必要になれば引き出せば良い、
一方でidecoの場合はそれができないので、
ワタシの考え方としては、
「つみたてNISA」の年間上限額40万円をフル活用すること優先しつつ、
まだ投資に回せる余裕資金があればidecoも活用して投資する。
という考え方が最善かと思っています。
さて、
ワタシは、
2020年5月の手続きを開始し、
2020年10月でようやく商品発注(投資注文)が完了。
これが、
なかなかの難産な手続きであったため、
せっかく苦労して手続きを行ったので当ブログに記録しておきたい。
【保存版】
~実践編~
1.楽天証券からidecoの加入申込書等を申請する※2020年5月上旬
まずは以下の手順にて楽天証券へidecoの申込書類を申請します。
PC : https://dc.rakuten-sec.co.jp/
スマホ:https://dc.rakuten-sec.co.jp/
2.楽天証券からidecoの加入申込書等が届く(1~2週間くらい)※2020年5月中旬
申請後1~2週間くらい後に楽天証券から加入申込書等の申請書が届きます。
idecoに関することが細かく記載されているのでidecoの商品性をしっかり理解します。
3.雇用主に必要事項を記載してもらう。※2020年7月上旬
➡楽天証券から送付された加入申請書等の中に、
「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明等」という書類があります。
この書類の一部は雇用主に記載してもらう必要があるため、
雇用主に「idecoの加入で雇用主の記載をお願いしたい」と連絡し、
当書類を雇用主に手交又は郵送し、必要箇所を記入して返信してもらいます。
※ワタシの場合は、この雇用主とのやり取りが最難関だった。
特に大きな組織であるほど、まずどこが対応してくれる部署なのかを
見つけるだけでもひと苦労。「idecoって何ですか?」とも言われ。
ようやく担当部署が見つかり、郵送でやり取りしたが、
書類に不備等があり、3往復くらいのやり取りが発生した。
ここで2か月くらいかかった。
4.楽天証券へ加入申込書等の書類を送付※2020年7月中旬
雇用主の記載が完了したら、
下記①~③に自身で必要事項を記入のうえ、
返信用封筒に同封し、楽天証券宛てへ返信します。
①事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明等
※下記写真上段右
②預金口座振替依頼書 兼 自動払込利用申込書
※下記写真上段左
③加入者月別掛金額登録・変更届
※本資料は月ごとに掛金額を変更する場合のみ提出する
※下記写真下段
5.国民年金基金連合会による審査※2020年7月中旬~9月中旬
何を審査しているのか不明ですが、
これに1か月~2か月くらいの期間を要するとのこと。
ワタシの場合は2か月くらいかかりました。
※審査中かどうかは楽天証券のideco専用サイトで手続きの進捗状況が確認でき、
「国民年金基金にて審査中」というステータスになるので、
ひたすら待つしかない・・・。
6.JIS&Tよりハガキが届く※2020年9月10日頃
上記5の審査中、
JIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社)
より下記のような2通のハガキが届く。
これにはideco口座のコールセンターパスワード、
インターネットパスワード★、加入者口座番号★が記載されいる。
※この3つのち口座開設に必要なのは★の2つ
よし!これでようやくidecoが開設できると思い、
早速、楽天証券のidecoのページにログインし各パスワードを入力しようと思ったが
パスワードを入力できるようなページが見当たらない・・・。
なぜだ??
ページの周辺を見てみると、
「JIS&T社より加入者口座番号・インターネットパスワードが届いてから、
楽天証券でログインできるようになるまで1週間ほど時間を要します。」
との記載があった。
…。
それから1週間がたち※2020年9月17日頃
「JIS&T社から加入者口座番号等が届いたお客様」
というボタンがつくられていたので、
早速そのボタンをクリックし、初期設定というページに飛び、
そのページに「口座番号(加入者口座番号)」と「インターネットパスワード」を
入力するボックスがつくられていた。
よしよし!
そこに2つの番号を入力してみる。
が、何度入力しても「入力に誤りがあります」のエラーメッセージ、
番号を何度も確認しても誤りはない。
なぜだ?
ページの周辺を見てみる。
「以前より楽天証券の総合取引口座をお持ちの方でiDeCoに加入される方が、
個人型確定拠出年金 iDeCo(イデコ)の初期設定が可能となる日は毎月20日前後で
す。」と記載されいている。
もう、おあづけばっかり…。
7.国民年金基金より封書が届く※2020年9月16日頃
国民年金基金連合会より角2号サイズの封書が届く。
その封書の中には、
①「個人型年金加入確認通知書」
②「 加入者・運用指図者の手引き」と記載された冊子、
③「個人型年金規約と記載された冊子」が同封されていた。
「個人型年金加入確認通知書」の証書には、
資格取得日年月日が、令和2年7月20日と記載されている。
おっ取得日は7月まで遡るのか?
続いてこの証書の下段
掛金納付及び引落しについてのお知らせという欄があり、
なぬ?
イキナリこの通知書が来て、
今月末の9月28日に、
2か月分を遡って引き落とします!
とはなんと強引な話・・・。
というわけで初回の引き落とし金額は、
2か月分の資金が必要になるので注意が必要だ!!!
8.楽天証券より加入手続き完了のメールが届く※2020年9月18日
楽天証券から下記のようなメールが届く。
メールには
①ideco口座の加入手続きが完了したこと。
②口座開設の初期設定を行うこと。
➡先にJIS&T社から届いた「口座番号(加入者口座番号)」と
「インターネットパスワード」を入力し初期設定を行う。
③初期設定が終了したら資産配分の設定を行うこと。
➡要は投資対象商品を選んでくださいということ。
「口座番号(加入者口座番号)」と「パスワード」を入力しログイン。
これで初期設定は完了。
次に、配分指定をするページへ遷移、
利用可能な商品一覧と、各商品に配分割合が指定できるようになっている。
ワタシが選んだ商品はコチラ↓
● 外国株式 楽天・全米株式インデックス・ファンド 6,000 円 50 %
● 国内外株式 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 6,000 円 50 %
9.初回分掛金の引き落とし(2か月分)※2020年9月28日
前述したように、
9月28日に7月8月分の2か月分:24,000円が楽天銀行口座から引落し予定。
早速、当日楽天銀行の口座の入金明細で24,000円の引落しを確認。
※10月以降は毎月26日に12,000円が引き落とされる予定。
よし、これでようやくidecoによる積み立てが始まる。
思えば長い道のりだった・・・。
早速、
楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)トップのサイトを眺めてみるも、
投資累計額0円?
なぬ?
ワタシの24,000円はizucoへ?
表の下段を見てみると、
※引落された掛金は、商品発注(引落日の13営業日後)の翌営業日以降に
反映されます。
と記載されてある・・・。
13営業日?
どんだけ待たせるんだよ。
ここでもか・・・。
行くところ行くところで必ず足止めを食らってしまう・・・。
10.投資累計額の確認※2020年10月15日
上記9から13営業日が経過したころ、
投資累計額欄にて初回投資金額24,000円分が反映されていることを確認。
ようやくここまで来た・・・。
ん?
なぬ?
24,000円ではなく、20,961円になっている!?
まだ発注途中なのかと思って、翌日に確かめてみても20,961円のまま。
なぜだ?
こんな時は直ぐに楽天証券ideco専用コールセンターへ架電し事実確認。
どうやら、
初回掛金の24,000円から、
●初回加入時の手数料 2,829円(初回時のみ庁中)
●購入手数料 @105円×今回2か月分➡210円 (以降、毎月105円)
が引かれた金額という。
「おい!マジかよ!岸本かよ子!」
まあ、仕方がない、
手数料が引かれることはどこかに記載されており、
ワタシが確認しきれていなかっただけなんだろ。
(どっかに大きく記載しておいてくれよ・・・)
イキナリ元本割れからのスタートとなってしまった。
11.年末調整で税額控除を申請※2020年10月26日
最後に、idecoの最重要メリットの恩恵を受けるために、
会社員の方は年末調整で税額控除の申請を行うことを忘れてはいけない!!!
勤務先から「給与所得者の保険料控除申告書」という書類を受け取り、
idecoの場合は、画像のように右下の「小規模企業共済等掛金控除」
の「確定拠出年金法に規定する個人型年金加入者掛金」という欄と、
その下の「合計(控除額)」の欄に金額を記載して勤務先に提出する。
※ここでの金額は各手数料が引かれた金額ではなく純粋な掛金額を記載する。
いかがだったでしょうか?
idecoについて、
厚生労働省は、
○ 日本は世界でも有数の長寿国と言われます。現在65歳の方の平均余命は、
男性が19.70年、女性が24.50年となっており、
65歳以降の生活が20年以上続く方がたくさんいらっしゃいます。
○ 「人生100年時代」が到来し、長期化する老後にそなえ、まず、
ご自身の公的年金の状況を確認し、さらに、
退職金や企業年金も含めて老後の資金を考えてはいかがでしょうか。
○ そして、税制上のメリットを受けながら、
より豊かな老後生活を送るための資産形成方法として、
もうひとつの年金「iDeCo」への加入を検討してみてはいかがでしょうか。
と言っていますが、
だったらもう少し簡単に始められるようにしてほしい!
というのがワタシの感想、
ここまでたどり着ける人がどのくらいいるのか??
というわけで、
上記のとおりidecoの開始までにものすごく苦労したので、
その苦節を記録として留めておきたいことと、
その苦労を少しでも軽減できるよう
参考のものとなればと思います。
頑張ってIdecoを始めよう!!!
始めますか!?