さて、本日9月1日、
待ちに待ったマイナポイント事業の開始日です。
※マイナポイント事業
消費喚起とマイナンバーカードの普及、
キャッシュレス決済の推進を目的に、
政府が9月から来年3月まで実施する事業。
マイナンバーカードを持っていることが条件で、
専用サイトで決済サービスを選択し、申し込む。
期間中に決済サービスで買い物やチャージ(入金)をすると、
25%(最大5000円分)がポイントとして還元される。
わが家の場合、
ワタシはマイナンバーカード取得済みであったため、
マイナポイント事業へは既に登録済み。
ワタシ以外の家族3人は
このマイナポイント事業を機に
現在マイナンバーカードを作成中です。
(9月中旬に役所にて受け取り予定)
従ってワガ家の場合、
本日マイナポイント事業の開始日に
サービス適用資格があるのはワタシだけ。
ワタシは生活使いでメインカードとして利用している
楽天カードへの紐づけを行っており、
9月分のカード利用として確実に2万円は超えるため、
2万円 × 25% → 最大5,000円分の楽天ポイント付与
は確実に付与される予定(何月に付与されるかは不明)
家族分については、
9月中旬に役所から受け取った後に、
スグに他のカード会社またはキャッシュレス事業者を紐づける予定だ。
どの事業者を選択するかは、
わが家の各事業者の利用頻度を考慮の上、
今年9月から来年3月までの間に、
確実に2万円以上を利用する事業者を選別する。
ここで懸念していた、
マイナンバーカードを持っていて、
対象の決済事業者へ紐づけさえすれば5,000円ポイント付与される、
この超お得キャンペーンであるがゆえ、
申請が殺到してスグに財源が頭打ちになり
申請が締め切られるのではないか?
という問題、
どうやら、
政府の思惑とはウラハラに、
マイナンバーカードの普及が思うように進んでいないようで、
政府は4000万人の申し込みを見込んで
2020年度予算に2478億円を計上したが、
8月末現在で未だ1割にも満たない状況とのこと。
え?何でこんなお得やキャンペーンにみんな申請しないの?
5,000ポイントもらえるのに!
家族がいれば更に2人分3人分・・・
と思うのだが、
やっぱり申請までの障壁があまり高すぎる・・・。
①政府のプロモーションが少なくそもそも知らない人が多いのではないか
(CMなどは放映されていたが・・・)
②大手カード会社が参画しなかったため
参画事業者による2次的なプロモーション効果が限定的だったのではないか。
③このキャンペーン以外にマイナンバーカードの必要性が感じられない。
④マイナンバーカードの申請手続きがよくわからない。
⑤マイナンバーカードの受け取りまでに時間がかかる。
⑥決済事業会社との紐づけを全てオンラインで申請する必要がある。
これだけ見てもやはり難しい。
これだけの情報収集と申請に至るまでの知識、
そしてPCやスマホなどのデバイスを持ち合わせ、
それを活用できる技術がないと、
申請まで辿り着かない。
これを4000万人(国民の3分の1)がやり切れるか?
と考えるというと今の日本では絶対に無理。
国民に広く行き渡るキャンペーンを目指したが、
結果として、
一部の、ある程度のリテラシーを備えた人向けのキャンペーンに
限定されてしまっているのが現状。
今後オンラインの普及は世界を見ても待ったなしで推進していく必要があるが、
理想と現実のギャップはご覧のとおりで、
国民に対してPCやスマホの操作方法や
デバイスの支給など草の根的な普及活動が必要なのではないか。
現在はオンラインのサービスを打ち出すほど、
一部の人たちだけがそのサービスの利便性を謳歌する状況なのである。