さわやか次郎の「生活巧者」ブログ〜50歳で引退〜

50歳での引退を目指し日々の生活を有意義にそして賢く生きるために実践している日常を綴ったブログ。節約・倹約・投資・小遣い稼ぎ・時間の使い方・家族との関係など

同じ努力でチャンスをものにできる人とできない人

ワガ家の長男が経験した高校野球での話です。

長男の高校の野球部は、
ひと学年30人ほどの大所帯でした。

長男が高校に入学した当時、
この30人の大所帯の中でどうやったらレギュラーになれるのか⁉
身体の大きな選手、賢そうな顔つきの選手たちを見て、

いやー、
厳しい世界に来たな…。
3年間良い思いができずに終わるかもな…。
と率直に感じました。

結果的としては長男は、
3年生の時に1番バッターとしてレギュラーの座を掴み、
出られない選手もいる中で親としても良い思いをさせてもらいました。

妻もワタシも長男の野球の練習試合には足繫く通いましたが、

その30人の中からレギュラーを勝ち取る過程を見る中で、
外から見れば熾烈なレギュラー争いのように見えますが、

30人を下記のように3分割して色分けすると、

上位10人→レギュラー組
中位10人→準レギュラー組
下位10人→メンバー外組


下位10人は戦う土台にすら立たずに、
自ら脱落していった選手、

これはそもそも練習について行けなかったり、
頻繁に怪我をしたりと、
競争の土台にも上がらなかった選手が下位10人、

そして中位10人は
一生懸命練習し常に競争の土台にも立ってはいたものの、
最終的にはチャンスをものにできなかった選手、

おそらく上位10人のレギュラー組と同じように努力してきたが、
なぜレギュラー争いに敗れたのか?

ワタシが練習試など外から観戦して率直に感じたのは、
「チャンスをもらっているのにトライしなかったら!」
だと思っています。

努力することで満足、
チャンスをもらうことで満足、

気持ち的にはここで精いっぱいになってしまっている。

本来肝心なのは、
努力して、与えてもらったチャンスで
「トライをすること!」

当然、スポーツなので、
トライしたことにより良い結果になる場合もあれば、
良い結果が出ない場合もある。

でもトライしなければ、
良い結果になることはない、

ここのトライをするかしないかが、
上位10人と中位10人の分かれ道

せっかく努力してきたのに、
そしてチャンスをもらっているのに、
そのチャンスの場でトライしない、

なんと勿体ない・・・。


先天的な性格なのか、
後天的な家庭教育である程度身に付くものなのかはわかりませんが、

ワガ家では、
自分で選んで進んだ野球なんだから、

「努力するのは当たり前」
「でも努力だけ結果が出るわけではない」
「どうやったら努力した結果ができるのかを考えろ」
「スポーツは頭を使ってやるもの」
「結局は頭でしっかり考えられる選手が長生きする」

という話を家庭の中で散々してきました。

野球は確率のスポーツ、
取りに来たストライクと決めに来たストライクがあったら、
取りに来たストライクを2球見逃して、
カウント不利な状況で、
決めに来たストライクで初めてバットを振れば、
確率的に良い結果にならないのは当然で、

相手が決めてくる前に、
取りに来たストレートに手を出した方が確率があがる。
これで凡打であっても打つべき球に手を出して打てなかったのだから、
次は打てるようにまた練習すれば良い。

このことを頭の中で整理して考えられるかどうか。

ワタシも大学まで野球をやってきた経験上、
バッティングがバッターボックスでスイングした数により
ヒットになる確率が上がると思っており、

1打席目に凡打であったとしても、
初球からスイングをしていってファールで粘って5スイングした選手と、
1回もスイングせずに見逃しの三振に終わって選手とで、
2打席目にヒットを打ち確率が大きく変わると思っています。

ワガ家の長男は凡打をあまり気にしない性格のため、
初球のストライクからどんどん振っていきます。
ヒットが出ないと淡白と思われてしまいますが、
それはあくまで結果論なので仕方がない話なので気にしない。

ワガ家の長女は女性という性別の違いもあるかも知れませんが、
甘いボールを見逃すという傾向がありましたが、
後天的な家庭教育により!?
今では初球から思い切って手を出すようになってきました。

娘の方が長男よりも努力家で、
家での自主練も一人でコツコツやります。
素振りもかなりの量を振っています。

でも打席で見逃したときは、

何のために努力してきたの?
打席でスイングしないと努力の意味がないし、
確率も上がらない、

ということを説明し、
アタマで理解してもらうよう刷り込んできました。

ワガ子2人とも、
高校で野球のために地方の私立高校で野球をやるという選択をしました。
自分で決めたことです。

親のワタシとしても金銭面で多大なる負担をかけて、
子どものやりたいことをやれせており、
タダではありません。

それは明確に言っています。
キミたちには周りの高校生より何倍もお金がかかっている!

だから結果が全て、
レギュラーを取ることは当たり前、
そして試合で活躍すること、

それじゃないと認めない!

という家庭内教育が、
少しは実を結んだのかなと思っているしだいです。

これは野球だけの話ではありません。

努力すれば結果が後からついてくるということはなく、
努力したことを結果に結びつけようとしたから結果が出たわけで、
結果を出したいならそこまでやらないと努力の意味はない、

ということは社会人になっても大事なことだと思います。