ついにこの話題が現実のものとなりそう…。
全日本空輸(ANA)が、
全従業員約1万5千人の今冬の賞与をゼロにする提案を労働組合が受け入れたとのこと。
冬の賞与を支給しないのは創業以来初めてという。
一方、日本航空(JAL)も、
2021年3月期の一般社員の冬季賞与を、
0・5カ月分の支給にすることで労働組合と妥結。前年同期比で半減の1カ月分だった夏からさらに半減となる
この現状を1年前の今頃誰が予測しただろう?
つまり不可抗力により、
いつワガ身に降り掛かるかもわからない、
単なる対岸の火事ではない。
賞与は、労働契約や就業規則に、
支給が明確に規定されている場合や、
慣行的に賞与が支給されている場合は、
支払いを会社側に請求できるようだが、
おそらく、
支払い額まで補償されているわけではないので、
例えば9割カット!と言われてしまうと、
もはや太刀打ちできないのである。
賞与とは、
定期給の労働者に対し定期給とは別に支払われる、
特別な給料のこと、
と定義されている性質上、
支給されることを前提として、
生活費の補填、
クレジットカードのボーナス払い、
住宅ローンのボーナス払いなど、
ボーナスをアテにした資産形成は、
諸刃の剣の資産形成手段なのである。
次回はもらえるかどうかわからない、
何事もなく当たり前にもらえたら、
おっ今回もラッキーだったと、
神様にお礼を言う。
これくらいの感覚でいるのが
ちょうど良いのではないだろうか。