2019年4月から、
労働基準法が改正され、
法定の年次有給休暇付与日数が10日以上の全ての労働者に対し、
毎年5日は年次有給休暇を確実に取得させることが義務化されました。
ん?
なんだこれ?
ワタシがこの改正法を初めて知った時に受けた印象です。
有休って多くの労働者に、
10日だったり20日だったりが付与されているはずで、
なんで5日だけ義務化するの?
10日付与されているなら10日取得することを義務化、
20日付与されているなら20日取得することが義務化、
が普通ではないだろうか?
ワタシは子どもの行事などで有休を取得することも多く、
5日以上は確実に有休を取得しているので、
有休5日を義務化して意味があるのか?
と思っていたが、
有休5日義務化の運用において、
いま会社で何が起こっているかというと、
年度末になると、
庶務係から、
「○○さん、年休5日間まであと3日足りないので、
年度末までにあと3日休んでくださいね」
と声かけ運動が始まるのだ。
声がかかるのは、
主に年配の管理者たち、
若い世代は、
年休を有効に活用しようという意識があるのか、
5日間の年休なんか簡単にクリアしている。
5日間の年休すら取れないのか?
そして年度末に3日間残した管理者たちは、
年休を取得した体にして、
出社をし、
「今日は年休の身なんだけどねぇ」と言いながら
どこか誇らしげに仕事をしている。
いや、休めよ!
でもこれが日本の会社の実態ではないでしょうか。
国すらも、
たった5日間の年休取得を義務化しなければならないほど、
日本のサラリーマンは年休を取得しづらい世の中なんでしょう。
もっと休みましょうよ!