ワタシ自身、
必要なものを必要な分だけ持ち、
それ以外のモノは所持せず、
シンプルに暮らしたいと思っている。
足るを知り贅沢をせず、
必要最適化された環境で生活できること、
それがワタシのハッピーライフだと思う。
この本の著書である大原さんは、
完全に研ぎ澄まされた必要最小限の
ハッピーライフ生活を送っている↓↓
しかし、
ワタシの場合の現実はそうはいきません。
妻子の家族がいれば家族からのしがらみがあり、
仕事をしていれば仕事のしがらみがある。
いくら自分が必要最小限に暮らしたいと思っても、
そのしがらみにより、
心が乱される、
時間が取られる、
お金がかかる、
ということになる。
部屋をシンプルにしたいと思っても、
シンプルにする時間がないし、
自分はシンプルにしようと思っているのに、
家族がモノを増やせばシンプルにはならない。
節約してお金を貯めようと思っても、
家族がいると、
家族のイベント、
世間とのお付き合いなどで、
それを許してくれない。
家族を持つこと、
仕事をすること、
それは自分の人生の岐路で、
それぞれ自分が選択したことだから、
それは自分の責任でもあり、
その現実を放棄するつもりは毛頭ない。
しがらみがあって、
自分の想定していないことが起こることは
承知のうえと今はそう覚悟しつつ、
ただ、
自分自身で思想や、
自分自身だけで制限できる行動だけは、
シンプルを実践して行こうと思っている。
そのうち子供が巣立てば、
子供のしがらみからは少しずつ解放される。
子供にもお金がかからなくなる。
必要な生活費を最小限に抑えられれば、
仕事もセーブするという選択肢もできるので、
今よりももっともっと自分の時間を持つことができる。
ひとりで、
或いは気心知れた妻と歩いたり、
旅行したり、本を読んだり、
感慨に触れたりしながら自分をコントロールし、
必要なものを知り不要なモノを捨てる。
そんな生活ができるのではないか。
いまはまだ持つものがある分、
多少のしがらみの中で生きていく所存です。
それもまた幸せなのかも知れないし。
- 作者:扁理, 大原
- 発売日: 2019/07/10
- メディア: 文庫