会社のルールも時代が進むにつれて変遷をしている。
ワタシは東京で働くようになって17年ほどになるが、
東京で働くことは通勤(満員)電車との戦いでもある。
雨の日や風の強い日ややけに人の乗り降りの多い日は、
電車が遅延することがままある。
通常であれば、
会社の始業時間に充分に間に合う電車に乗った場合であっても、
電車が遅延して始業時間に間に合わない場合は、
ワタシが東京で働き始めた17年前であれば、
上司や同僚に頭を下げて、
「遅れてすみませんでした!」とひと言くらい声をかけるのが常識だった。
電車遅延が続き、
しょっちゅう始業に遅れてくる社員に対しては、
「電車なんて遅延する可能性があるんだから、
それを見越してもう少しは早く家を出たらいいのではないか!」
と上司から注意される社員もいた。
ワタシも、
たしかにそうだな!と思っていた。
でも今現在、職場でこんなことを言ったら、
間違いなくパワハラ扱いされてしまいますね。
どうして早く家を出なければいけないのか?
ワタシは始業に間に合う電車に乗っているのに、
遅延したのはワタシではなく電車の方だ!
ということになるだろう。
たしかにそうだ。
今現在のワタシならそう思う。
だから電車の遅延を見越して早く出る必要もないし、
遅延で始業に間に合わなかったとして誤る必要もない。
あーJR(電車)ムカつく!
これで良いのだ。
どうしても始業に間に合う必要がある職場(職種)であれば、
始業時間を早くするなど、会社側が配慮すれば良いのである。
在宅ワークが普及し始めているこれからの時代は、
ますます、
そもそも「通勤にかかる時間」事態が拘束時間として
賃金を支払え!という議論が出てくるかも知れない。
そうでないと、
通勤が発生しない在宅ワークと比較して、
あまりに拘束時間の差が激し過ぎて同等に評価されるレベルではない。
9時が始業だから、
9時から仕事ができるように這ってでも会社に来い!
という会社側の傲慢な時代から、
9時が始業なので、
是非とも9時から仕事ができるように会社に来てください。
もちろん通勤にかかる時間は会社により拘束時間として、
賃金はお支払いいたします。
という時代への変遷、
そういう時代が来るのでは!?とワタシはそう思っている。