昨日から、
家族4人で京都旅に来ております。
昨日は東京から京都への移動中の車内で、
「日経平均株価、34年ぶり最高値更新」
のニュースが飛び込んできました。
車内でテレビを見ていると、
お昼のニュースで「最高値なるか!?」
夕方のニュースで「最高値更新!!」
いずれもトップニュースとして放映され、
今日の新聞でもおそらく各社との1面で取り上げられ、
大いに盛り上がることが予想されます。
2024年の年明けからの新NISAの開始、
そして日経平均株価は34年ぶりの最高値更新、
4月からも賃金ベースアップが予想されていて、
日本経済が久しぶりの活況の年となりそうです。
これだけ多くの話題をメディアに晒されると、
まだ株式投資をやっていない人にも、
否が応にもこれらの情報を耳にするようになります。
昨日の夕方のニュースを見ながら、
「ここまで来てようやく、
株式投資を始めてみようかなと思う人が
増えてくるだろうな」
ということを思いました。
そして、
ここから、
京都へ向けての車内で、
車を運転しているワタシと、
助手席に座っている息子との投資の勉強が始まりました。
日経平均株価の最高値更新のニュースを見て、
一般市民は株式投資を始めて株を買ってみようと考えるが、
ではベテラン投資家はその時に何を考えているか!?
というと、
そろそろ、
「いつ売り抜こうかな!?」というタイミングを考えている。
ということです。
投資で成功したいなら、
一般市民より1歩も2歩も先手を打たなければならない。
例えば、
これまでの一連の動きを時系列で考えると、
①既にNISA口座を持っていて、
2024年年明け後すぐに新NISA口座で株式を買い付けをした時
②2024年年明け後に、
新NISAがスタートしたというニュースを見て
証券口座を開設して新NISA口座で株式を買い付けをした時
③昨日の日経平均株価の最高値更新のニュースを見て
証券口座を開設して新NISA口座で株式を買い付けをする時
④靴磨きの少年が株式投資の話をし始めた時
という流れになります。
仮に先ほどワタシが言ったベテラン投資家を①とすると、
現時点は③です。
現時点が③で一般市民が株式投資を始めようと考えているときに、
①の人は、
「そろそろいつ売ろうかな?」
ということを考え始めているということです。
2024年1月の年初の日経平均株価は、
33,000円超ほどでした。
①の人が年初に日経平均株価に連動する投資信託を購入した場合、
33,000円超で購入できているわけです。
一方で昨日の終値は39,098円です。
③の人は①の人よりも、
はるかに高値づかみをして株式投資を始めることになります。
このタイミングで売り抜いてしまう①の人は一定数いると思います。
そうすると、
この3連休明けから日経平均株価は一時的に下落するでしょう。
では売り時ですが、
④靴磨きの少年が株式投資の話をし始めた時
というのは、
普段は株式投資などに一切興味がなさそうな
「靴磨きの少年」が紳士の靴を磨いているときに、
株式投資の世間話をし始めたら、
そんな「靴磨きの少年」にまで、
株式投資の話題が世の中に知れ渡ってしまっている状態なので、
ほとんどの人が株を買っている状況、
つまり株価が最高潮に達している状況で、
いつみんなが売り始めるかわからない状況、
つまり株価の暴落が近いという状況ということになります。
この③と④の間のタイミングを賢く見計らって、
売り時を考えることが重要になってきます。
ワタシは①のタイミングで、
日経平均株価に連動する投資信託を購入しましたが、
ワタシは2024年上期までにもう少し上がると思うので、
まだ売りません。
今回の日経平均株価の最高値更新のニュースを見て、
ようやく日本人の横並び志向の重い腰があがる可能性があることと、
4月の賃金上昇、そして6月の定額減税など、
のイベントも待ち受けているので、
もう少し様子を見て売り時を考えようと思っています。
今回、京都へ向かう車内で息子と二人、
株式投資に関する「行動経済学」的な話をして
息子に伝えたかったことは、
何事も自分で考えて、
周りの集団よりも先手先手を打って常に1歩先を行くこと、
そしてこの「行動経済学」が不変であること、
仮に息子が色々と経験をして1つ賢くなったとしても、
周りの一般市民は1つも賢くはならない、
だから一般市民は「行動経済学」的には
常に同じ行動を繰り返す、
という人間の習性を理解すること、
つまり常に1歩先を行けば良くて、
2歩も3歩も先を行く必要はない。
(裏をかけば良くて裏の裏までをかく必要はない)
そして人よりも1歩先を行くためには、
誰にも頼らずに孤独に勉強して孤独にアクションを繰り返す
ことが必要である。
という話をしました。
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