ごくごく一般的なサラリーマンとして働き、
妻子の家族を持って日々を過ごしている。
自分としては自分がサラリーマンとして働き給料を得ることで、
家族の基本的な生活を下支えしているという自負は少なからずある。
毎日家族が起きる前に出社し夜遅くに帰宅する。
頑張っても毎年劇的に給料が増えるわけではないが
毎月安定して支給される給料は本当にありがたいものだ。
しかしながら、毎日朝早く出て夜遅くに帰ってくるためか、
夫や父親としてのワタシの活動というのは家族には見えにくいものだ。
給料が現金で支給されるものならともかく、
給与振り込みというものはもはや誰が稼いだお金かも感覚も薄れさせ、
毎月銀行口座にキチンと振り込まれてさえいれば、
誰が稼いだかはワタシ以外の家族にとってはそんなことはどうでもよい話なのだ。
そんな状況のためか、
ワタシが家族の基本的な生活を下支えしているという自負している
毎月の給料は当然稼ぐもの(もともとそこにあるもの)として全く評価されず、
それ以外にどれだけ家族に貢献したかでワタシの家庭内での評価が決まる。
これは非常に厳しい現実です…。
なんせ日々の大半の時間を過ごすサラーリーマンとしての活動が、家庭内では全く評価されないのですから。
前置きが長くなりましたが、、、
ワタシ自身、サラリーマンとしての習慣みたいのものはあまりないのですが、
まあいつ雨が降っても良いように、
天気が晴れの予報の日であっても、小さな折り畳み傘をカバンにしたためて、
急な外出のときに、急なにわか雨が降っても、サッと傘を取り出してせるように準備している。
ある日の晩、会社から帰宅後に家族で団らんしていると、
「えー、明日は雨かー」とテレビの天気予報を見ていた妻の声、
息子に「○○(息子の名)、折り畳み傘壊れたって言ってなかたっけ?」
「んーどうしようかー明日雨だって!」
と発したあと、
おもむろにワタシのカバンをこじ開け、ワタシの折り畳み傘を取り出し、
息子のカバンの中に入れると、
「ちょっとアンタ、雨の日だけで良いから○○(息子の名)に折り畳み傘貸してあげてくれない!?」
うっ 一瞬意識を失いそうになってしまった。
(ちょっと待てよ、オレは何のために毎日折り畳み傘を持って行っているんだ)
(いつ雨が降っても良いようにだろう)
(なのに明日ほぼ確実に雨が降るであろう日の前に、何故傘を取り上げられなければいけないんだ!)
と心の中で思いながら、
「〇〇(息子の名)の傘が壊れているなら買っておけよ。
確かビニール傘あったよな、オレは明日それを持っていくよ・・・」
これでまるく収まるなら明日1日くらい我慢しようか・・・(オレの折り畳み傘だけどな)