順調にメルカリの出品を重ね、売上金も随分と積み上がってきた。
さあこれをどうやって現金化しようか・・・。
ワタシは根っからの現金主義で、
キャッシュレスの決済と言えば、
交通系ICのスイカを使用するくらいでクレジットカードも1社のみ。
現金主義といえば聞こえは良いが、
要はそれ以外のキャッシュレス手段をあまりよく知らなかったのだ。
よって、メルカリの売上金も積みあがってきたらいずれどこかで現金化するもの。
と勝手に思っていた。
話は変わって、
コロナ自粛が始まる数カ月前、
ワタシの愛用しているGショックを娘が勝手に家から持ち出して、
無く(紛失)して帰って来た。
パパごめん!Gショックどこかに落としちゃった。
ふざけろよ!弁償しろよな!とは言ったものの、
弁償するほどのお金が娘にあるはずもなく、
たとえあったとしてもワガ妻が育てた娘だ、身銭を切って弁償するわけがない。
会社用の時計は別にあるのだが、
プライベートで使用している時計はこのGショックだけ、
困ったな・・・と思いつつ、
ワタシもスグに購入できるほどお金に余裕があるわけではない。
自分のお小遣いに余裕があったときに買うことにしよう!
そう決めたいいものの、
今月もお金が足りないな、また今月もか・・・。
という状況が数カ月が経っていた。
ある日、メルカリのアプリを何の気なしに眺めていたとき、
ふと、そう言えばメルカリなんだから、当然Gショックも売ってるんじゃね?
と思いつき、「Gショック」と検索して商品を物色してみる。
んーピンキリだな。
と思いつつも、
中古品であるがわりと状態のよさそうな8,000円のものを見つけた。
おおこれ良いんじゃね?
でもメルカリでまだ商品を買ったこともないし、
初陣で8,000円はリスクが高すぎやしないか???
売上金は充分にある。
どうせ自分の家にあるものを売って積み上げた売上金だ、
失敗してもいいという覚悟で買ってみるか!!!
「この度はご購入ありがとうございます。商品の発送までお待ちください」
よし購入したぞ!
数日後ワタシが購入したGショックが届く!
おっおお、良いじゃないか!!!ほぼ新品に近いな!!!
感動!!!
この感動、
単にほしかったGショックが手に入ったこと、
購入したGショックが自分のイメージ通りの商品だった、
ということだけではない。
紛失した時から
ずっと買おう買おうと思っていたGショック。
余裕資金ができたら買おうと思って、
なかなか余裕資金が生まれず、買いそびれてを繰り返し何か月も購入できずにいた。
●それがまさかメリカリに出品した売上金で、
●自分で汗水流して働いて稼いだお金なわけでもないのに、
●一度も現金化することなく自分の手元に商品が届くなんて
ワタシの中では自分の心の中に走った激震でした。
これまですべてのものを現金、クレジットカードで、
自分らの汗水流して稼いだお金を原資に買うものと思っていたワタシでしたが、
あっこういうお金の回し方も世の中にあるんだー。
この感覚を認識したワタシは、
全てのものを身銭を切る必要もないし、
全てのものを新品で購入する必要がない、ということを知ることになります。
特にワタシが着目したのは、
子どもの運動靴、子どもの服でした。
靴なんてどうせ1日も履けば中古品と同じだし、
新しいものを買ったってすぐにボロボロになるし、
すぐにキツイといって履かなくなる。
新品で高いお金を出して買う必要があるのか?
服も同様、汗をかき、太陽に当たるとすぐに色あせてしまう、
季節が変われば小まめに衣替えが必要になり、
来年また着ようと取って置いても、つんつるてんになって着れなくなる。
あーこれ高かったのにもったいない・・・。
こういうものは積極的にメルカリの売上金から買うようにした。
靴であれば、2,000~2,500円程度、
Tシャツであれば、1,000~1,500円程度、
パーカーであれば、2,000~2,500円程度
これらの価格で新品に近いものがメルカリで充分に購入できる。
市販の約半額くらいの値段だろうか。
例えば20,000円のメルカリ売上金を持っていれば、
市販では40,000円分相当のモノが購入できるという感覚である。
しかも
もともと家にあった「使用しないもの」をメリカリ出品して得た売上金だ。
自分らの汗水流して稼いだお金にいっさい手を付けていない。
ワガ家の家計をいっさい犯すことなく、
40,000円相当のモノを手にすることができるのだ。
給料を4万円増やす、
副業をして4万円稼ぐ、
貯蓄や投資で4万円配当金や利子をもらう、
どれも物凄く大変なことですが、
メルカリを活用すれば、
生活をする上でどのみち必要で今まで4万円を支払っていたモノを、
自分の家計から支出せずに手に入れる。
どれも実質的に新たに4万円を手に入れるころですが、
メルカリを活用することで誰でも簡単に実現することができるわけです。
なるほど、こういう家計の見直し方もあるんだな。
ワタシの中で激震が走った感覚でした。