ワタシが働く職場はそれほど忙しい職場ではないが、
それでもコロナ自粛に入る前は月10~20時間くらいの残業が発生していた。
節約生活に着手できずに無法地帯の生活をしていたため、
月10~20時間分の残業手当を得ても不足感を感じており、
別に意図的に残業をしていたわけではないが、
この残業手当がなくなれば忽ち家計は火の車になるなと思っていた。
そんな中コロナ自粛生活がスタート。
当然、残業はほとんど発生しない、来月の給与は減額だな・・・。
困ったなぁ。
特別給付金が入るからこれで給与の減額分を補填するしかないか。
と思っていた。
ところが、である。
節約生活に着手したことのありワガ家の家計がみるみる改善される。
外食しない、飲みにも行かないのだから当然だが、
サラリーマンであれば年収がいくらか?
年収が多い方が裕福だろう!
と思いがちだし、ワタシはそう思っていた。
しかし、いくら稼いだかではなく
稼いだお金を何にどのように使うかをしっかり考えることの方がよっぽど重要で、
価値のあるものにお金を使ったかどうかで、
相対的な裕福さ決まるのではないかと思うようになった。
毎日が忙しく1週間のうちのほとんどを仕事の時間に奪われていく。
仕事から解放されても疲れた身体を休めるか、
子どもの世話に時間を取られて、それ以外のことを考える余裕はない。
そんな状況では何に価値を置いてお金を使おうかなど考える余裕もない。
時間を使って頑張って残業した。よし帰ろう!と思った矢先、
上司に「軽くどう?」と誘われる。
さっきまで残業していたわけだから、
「今日はちょっと用事がありまして・・・」
なんて言い訳もできず、泣く泣く飲みに行く。
軽くと言いながら軽く終わったためしがない。
これで頑張って残業した残業代も消えてしまえば、
大切な休息の時間や睡眠時間まで奪われてしまう・・・。
ワタシにとっては何のメリットもない。
目先の給与アップや年収アップにとらわれると、
仕事に時間を拘束されてしまってそれ以上何かを考える余裕がなくなってしまう。
何に価値を見出しお金を使うのか?を考える時間を確保し、
価値あるモノにお金を使うことに重きを置く方が、
収入を増やすよりも大事なのではないか。
そう思うようになって、
自分の身が本当に軽くなったし、
価値があるかどうかもよく考えないまま散財してしまうストレスも
少なくなったと思う。