さわやか次郎の「生活巧者」ブログ〜50歳で引退〜

50歳での引退を目指し日々の生活を有意義にそして賢く生きるために実践している日常を綴ったブログ。節約・倹約・投資・小遣い稼ぎ・時間の使い方・家族との関係など

「どこかでバタッと倒れることが本望なこと」であってはならないとワタシは思います。

「過度の疲労」を理由に入院されていた東京都知事の小池さん、

7月2日に会見し、

どこかでバタッと倒れるかも知れませんがそれも本望だと思っています」

という発言をされました。

 

ワタシは何かのネット記事でこの発言を見かけたのですが、

目にした瞬間、

ワタシはもの凄い違和感を感じました。

 

数時間後、

ひろゆきさん」がこのひと言について、

指摘をされていましたが、

 

ひろゆきさん」はどちらかというと、

ちょっと小池さんを皮肉った観点での指摘と感じましたが、

 

ワタシが違和感を感じたのは、

疲労で入院していて体調が万全ではないにもかかわらず、

それでも無理をして仕事をしていて、

でもこの東京都知事としての名誉であり重責のある仕事をして、

倒れるなら本望です。

 

ということは、

言っちゃいけない!と思いました。

 

まず小池さんに対して、

倒れるくらい辛いなら無理せず安静にしてくださいという思いです。

倒れてでもやる仕事なんてないと思います。

 

そして、

東京都そして国民を代表するような影響力のある方が、

仕事で倒れるなら本望です。

 

なんて言っちゃいけないです。

 

それは世間に対し、

世の中には倒れてでもやるべき仕事があります!

ということを助長しているように思うからです。

 

生きるために仕事をしているのに、

仕事で死んだら(倒れたら)本末転倒です。

 

麻生財務省が「自分で蒔いた種」という発言されました。

 

舛添要一さんが「過労くらいで1週間も戦のときに休むのは政治家失格」

「理解不能」と発言されました。舛添さんは元厚労省だったかと思います。

 

心労で休んでいる方に、

こぞってこんなことを言うべきではないとワタシは思います。

 

政治家だから、

公人だから、

重責を担う職種だから、

心労でも

這ってまで働くべきだ

そんな理屈はないと思います。

 

庶民の皆さんはしっかり休んでくださいね。

と言っておきながら、

ワレワレ政治家は休むべきではない!

って言ってたら誰も政治家を信用しません。

 

 

経団連の前会長の中西氏が先日亡くなられました。

 

ごくごく一般ピープルのワタシがわかり得る世界ではないかもしれませんが、

 

メディアを通してお見受けするお姿は、

ご病状が良くないのかな?という印象を素人ながらに感じました。

 

今年6月1日に会長の職を辞され、

治療に専念するという記事を目にしましたが、

そのわずか1か月も経たないうちの訃報に、

 

ワタシはそんなギリギリまで重責を全うしなければならなかったのかな?

と率直に思いました。

 

もっと早期から治療に専念することはできなかったのか・・・と、

 

「胸が締めつけられ、やるせない思いでいっぱいだ。」

と周囲の方がおっしゃるなら、

 

もっと良い方法があったのではないかと・・・。

 

でもそれも本望なのでしょうか?

 

ワタシは仕事で身体を壊す、

身体を壊しているのに仕事をする

そんなことが、

本望であるはずもなく

そんな考え方には到底賛同できないと思っていますが、

 

百歩譲っても

自身が「本望だ」と思うなら、

それはそう言う考え方もあるかなとも思いますが、

 

それを周囲に公言したり、

周囲がそれを求めることがあってはならない!と

ワタシは思います。

 

僭越ながら・・・。