日本経済がジリ貧で、
国民の生活が一向に良くならないと、
嘆きぶしの声をよく耳にするが、
ワタシはとても違和感を感じる。
なぜなら、
日本はワタシが子供のころと比べて、
明らかに裕福になっていると思うからだ。
例えば、
電動的自転車、
ワタシの子供ころはそんなものはなかった。
それがワガ家に子供が生まれた15年前くらいから、
小さな子どもを抱える子育て世代で、
チラホラと見かけるようになった。
今では中年以上の世代や、
中高生でも電動付自転車に乗っているのを
見かけることがある。
スマホなども然り、
今は中学生でもひとり一台持たせていないと、
周囲から可愛そうと卑下されるくらいの世の中になった。
要は昔から比べたら確実に裕福になっているわけだが、
昔の贅沢品が今の生活必需品になってしまったがために、
裕福になったことを実感できないだけではないか。
日本経済のせいでジリ貧だと嘆く前に、
昔の贅沢品を今の生活必需品として当然のように消費して、
ジリ貧になるような生活に向かって、
自ら歩みを進めてしまっていないか、
一度立ち止まって振り返ってみるのも良いかも知れない。