さわやか次郎の「生活巧者」ブログ〜50歳で引退〜

50歳での引退を目指し日々の生活を有意義にそして賢く生きるために実践している日常を綴ったブログ。節約・倹約・投資・小遣い稼ぎ・時間の使い方・家族との関係など

両親の経営する零細企業にDXを導入して遠方から業務支援!

ワタシの両親は、
札幌で35年ほど前から事業を営んでいます。

事業といっても、
従業員数名の超が付くほどの零細の会社で、
取引先との繋がりのお陰様で
何とか35年もの長きに渡り経営を続けたという会社です。

父が社長、母が経理という役割分担ですが、
2人ともパソコンなどのリテラシーが著しく低く
かろうじてパソコンは導入していますが、
キーボードの人差し指で打つようなレベル。

両親ともに70歳を超え、
特に母親の方の経理の業務がきつくなってきた
ということで、

ちょうど昨年の1月くらいから、
ワタシが母の経理の業務を手伝うことになりました。

 

初めに着手したのが

インターネットバンクの開設

です。

 

ワタシが東京、

両親が札幌という距離的な問題を解決するために、
インターネットバンクは必須のアイテムとなります。

 

アナログ人間の母にとっては、
札幌の会社の仕事を遠方の東京でできるというのは、
にわかに信じがたいという心境でした。

 

ちょうど会社のメイン口座としている銀行の支店が
東京の大手町にあったため、
開設の手続きは大手町支店で進めることができました。

 

ただ通帳や会社の登記簿、会社印などの現物も必要であり、
母に郵送をお願いしても、
それすらもまごつかない状況であったので、

「実際に現物を札幌まで行って取りに行く」

ことを2往復くらいやって、

ようやく2か月くらいかけて、
インターネットバンクを開設することができました。

 

インターネットバンクが開設してからは、
業務がスムーズに流れ、

母の手を煩わせることなく、

 

従業員の給与計算、給与明細の作成、給与の送金設定、
取引先企業への支払い、
国税地方税などの納付、
税理士さんへの必要資料の送付など、

 

全て東京のワタシの自宅で完結することが、
できるようになりました。

 

インターネットバンクは当然、
支払日の10日前くらいから送金予約ができるので、
その間のワタシの都合の良い日時に合わせて
作業することができます。

 

それまで母は、
支払日の前日に銀行のATMへ出向き、
ちょうど翌日送金になる時間に合わせて、
支払い処理をしていたとのこと。

 

わざわざ銀行まで出向くのも大変ですし、
「支払日の前日」というのが強要されていたので、
かなりのストレスになっていたと思います。

 

特に冬は大変だったと思います。


本当は母が自宅にいながら、
インターネットバンクやメールなどを使えば、
自宅からいくらでも仕事ができるのですが、

さすがにそこまでのリテラシーを身に付けるには、
相当な労力がかかりますし、
おそらくそこまで行きつかないと思います。

 

ここにもITリテラシーの格差を感じますね。

 

リテラシーさえすれば、
時間や場所を選ばずに仕事ができるという選択肢を
持つことができるのに。

それを頑張って習得するか、
年齢を言い訳にしてトライしないか。

その差かなと思います。