さわやか次郎の「生活巧者」ブログ〜50歳で引退〜

50歳での引退を目指し日々の生活を有意義にそして賢く生きるために実践している日常を綴ったブログ。節約・倹約・投資・小遣い稼ぎ・時間の使い方・家族との関係など

ゆっくり立ち止まって自分の働き方を考えてみる。

ワタシは、

20年以上サラリーマン生活をしており、

現在46歳、

50歳(あと4年)で今の会社をリタイアすることを目標に

生活をしています。

 

あと4年で会社を辞める、

というワタシの会社でもモチベーションは、

当然高いワケもなく、

完全に「逃げ切りマインド」の状態で仕事をしているわけです。

 

そんな「逃げ切りマインド」のワタシの

仕事術のひとつとして拘っているのが、

「皆がやっている仕事はやらない」というものです。

 

「皆がやっている仕事」を頑張って追いかけても、

結局みんなができることを自分もできるようになっただけであり、

頑張ったワリには成果(希少価値)はそれほど高くないからです。

 

木暮太一氏の

「働き方の損益分岐点

という書籍を拝読しました。

働き方の損益分岐点 書籍 に対する画像結果

 

こちらの書籍で熱帯雨林の背の高い木」という話があり

面白い表現だったので紹介します。

 

生存戦略が激しい熱帯雨林に生息している授記は、

どの木も、隣の木よりも多くの光をを得ようと上へ上へと伸びる

ところが、それでは「影」に隠れてしまう木が出てくる。

 

その陰に隠れた木々は太陽の光を得ようと、

他の木と同じ高さまで伸びようとする。

もしくは、いちばん高く伸びて、光を独り占めしようとする。

 

すべての木が同様のことを考えているため、

熱帯雨林の木々は非常に背が高い

 

ところがふとその熱帯雨林を俯瞰して全体を見渡してみると、

光を得ているのは最上部の葉っぱだけだ問うことに気が付く。

高いところにたどり着こうとしているが、

日があたっているのはごく一部なのである。

 

自分だけ太陽の光を得ようと競い合って伸びても、

誰も何も考えず「当初」の高さでとどまっていても、

「得られるもの」は同じだったのである。

 

そして、より大事なことは、

すべての木の背が低くても、

「各樹木の得られる光の量は同じ」ということだ。

 

熱帯雨林に生息している樹木は、

なんと無駄なことをしているのだろうか・・・。

(熱帯雨林のお話はここまで)

 

いかがでしょうか。

 

いくら頑張っても、

皆がやっていることを一緒になって頑張ったとしても、

得られる評価はそれほど高くない。

 

同書籍では、

 

ブラック企業という言葉が一般化していますが、

本来、資本主義経済の中で働くということは、

ギリギリのまで働かせられることを意味しています。

 

程度の差はあれ、

資本主義経済の中で生きる企業は、

みんな元来「ブラック」なのです。

 

現代の日本では、

その資本主義の世界の中で自分がどう振る舞うかは、

各自に委ねられています。

少なくても法律上では、

自分で自由に判断して、自由に行動して構いません。

 

ところが、たいていの人は

自分の働き方に関してあまりにも考えて来ませんでした。

そして考えて来なかった結果として、

資本主義の世界にどっぷりつかり、

完全に資本主義のルールのなかで「搾取」されているのです。

 

そう考えると、

その企業を「ブラック」にしているのは、

「あなた自身」なのかも知れません。

(ブラック企業の話はここまで)

 

自分自身の仕事をブラックにしないために、

小暮氏は、

「資産を作る仕事を、今日どれだけやったか?」

ということを自問するようにしてください。

 

ということを提言しています。

 

資産を作る仕事とは、なかなか解釈は難しいですが、

誰もがやらない、資産価値の長い、積み上げてきた仕事という感じでしょうか。

 

その資産が積み上げって行けば、

毎回全力ジャンプで100までの仕事をしなければならない状況が、

既に80の資産という土台を築き上げていれば、

毎回はあと20の労力で同じ100の仕事を達成することができる

ということです。

20年以上のサラリーマン生活を経験し、

あと4年でリタイアすることを目標に、

完全に「逃げ切りマインド」で仕事をしているワタシとしては、

 

20年以上のサラリーマンとしての経験や人脈を活かしつつ、

仕事のタスクとしては、

「誰もがやらないような簡単な仕事」

を積極的に取りに行って、

少ない労力で、

及第点を得られるような評価であれば

御の字くらいの気楽な気持ちで仕事をしています。

 

ふと周囲を見渡すと、

頑張りすぎ・・・、な若手社員がチラホラ目につきます。

 

それでは周りと一緒になって頑張っているだけで、

疲弊するだけ。

 

ちょっと立ち止まって、

自分の今置かれている状況を認識し、

別の戦略を熟考してもいいのでは?と思ったりもするのである。