さわやか次郎の「生活巧者」ブログ〜50歳で引退〜

50歳での引退を目指し日々の生活を有意義にそして賢く生きるために実践している日常を綴ったブログ。節約・倹約・投資・小遣い稼ぎ・時間の使い方・家族との関係など

とある上司から助言を受けたサラリーマンとしての究極の心の逃げ場を持って日々の仕事をやり過ごす。

幸か不幸か、
ワタシにはサラリーマンとして
出世競争に晒(さら)されて勝ち上がって行くような
資質に恵まれなかったようで、

そんな状況下で、
どのようにしてサラリーマン人生をやり過ごすか
を考えている。

15年ほど前、
ワタシはその時に仕えたある上司から、
サラリーマンとしての生き方としての助言をもらい、
自分の中で腹に落ちて、
ずっとその助言を頭の片隅に置きながら過ごしている。

その助言はこういったものだ。

「キミの今やっている仕事は、
 キミの上司からの指示を受けて任された仕事である、
 もしキミがその仕事はやらなかったり、
 その仕事がキミのスキルが追い付かずにやれなかった場合、
 その仕事は誰がやらなければいけないかというと、
 その上司だ。
 更にその上司がやらなかった場合は、
 最終的には社長が全ての業務をやらなければならない。
 組織というのはそういうもの。
 といっても
 社長が全ての業務をやることができないので、
 下位の層の社員が雇われてその仕事を委託されているだけで、
 下位の層がそれができなければ社長がやるというのが
 本来の姿である。
 もしキミが上司から色んな仕事を任されて
 もうこれ以上できないと思った場合は「できません」と言えば良い。
 キミはできもしないのに、
 やらないと言わずに無理してやろうとするから、
 上司はキミができると思って次から次へと仕事を指示してくる。
 そうすると上司が楽をしてキミだけが大変な状況になる。
 できないと思うのであればキミはできないというべきだ。
 キミができないと言えば、
 もともとはその仕事を任された上司がその仕事をすることになる。
 それで良い。
 もともとの組織の構図から言ってそれが本来の姿だから!」

 

とっ、

なるほどな。
とすーっと腹に落ちました。

 

当時ワタシはまだ若くて体力もあり、
まだ出世の道も半分は諦めていないという思いもあり、

 

とにかく上司から指示を受けたものは、
断らずに何でも受けるというのが当然と思い込んでいました。

でもその仕事は上司から委託されているだけで、
もともとはその上司の仕事、

ワタシができないと思ったら、
「できない」と言えばよい!という
最終的な逃げ場を持ち合わせたことで楽になりました。


更に転じて(数年に渡り進化して)、

ワタシがあまりにできない社員であると会社が判断すれば、
会社がワタシを辞めさせれば良い。
会社がワタシを辞めさせないのであれば
ワタシはこの会社に居ても問題はない、
という完全な開き直りの境地に行き着きました。


やれることは全力でやり、
でもやれないこと、
これ以上はやり過ぎと思うことは、
意図的に自分で制限をかけてやらない。

そんなこんなしているうちに、
給料はいつの間にか上がり、
資産も増え、 
このまま出世して無理に給与を上げようとしなくても、
あと数年でセミリタイヤするほどの目標が見えてきました。

まだ今は辞めろ!と言われてしまうと困りますが、
あと数年も経てば、
いつ辞めろ!と言われても
全く問題ない境地へと辿り着きます。