さわやか次郎の「生活巧者」ブログ〜50歳で引退〜

50歳での引退を目指し日々の生活を有意義にそして賢く生きるために実践している日常を綴ったブログ。節約・倹約・投資・小遣い稼ぎ・時間の使い方・家族との関係など

「お金を持ち続けられる人」とは?

働けども働けども給料は増えない、
稼げども稼げどもお金が貯まらない、
と感じでいないでしょうか。


こんなに頑張っているのに…。

 

なぜお金が貯まらないのか?
その理由は??

 

①稼いだ分だけお金を使ってしまうから
②稼いだお金で資産をつくらないから
③築いた資産でお金を回さないから


今回はこちらの書籍を紹介したいと思います。
いま挙げたお金が貯まらない3つの理由が
この書籍に記載されています。

 

園原新矢さん著
お金を持ち続けられる人になるための
「自分資産化計画」という書籍です。

 

皆さん、
お金持ちというとどういう人をイメージするでしょうか?
医者や弁護士、パイロット、一流スポーツ選手、
一部上場会社の役員など所謂年収の高い職業の人
を思い浮かべると思います。


しかし園原さんはこの書籍の中で、
彼らを成功者やお金持ちと呼ぶこともありますが、
彼らはあくまで所得をたくさん稼ぐ「高給取り」なのであって、
決してお金持ちではありません。

ということを仰っています。


園原さんのいう「お金持ち」とは、
単に高給取りということではなく、
「お金持ち」は「お金を持ち続けられる能力の高い人」
であると言っています。

 

「お金を持ち続けられる能力の高い人」??

 

そもそも「お金を持ち続けられる人」というのは
どのような人のことをいうのでしょうか?

 

まずは、
お金を「稼ぐ」「増やす」と聞くとイメージが湧きますが、

 

その稼いだり増やしたりしたお金を
「持ち続けられる」
ということはどういうことなのでしょうか?

 

そこで、
「お金を持ち続けられる人」を理解するために、
2つの図を用意しました。

 

これらは「損益計算書」(収入と支出)と
貸借対照表(資産と負債)というものを簡易的に表示し、
「お金の流れ(キャッシュフロー)を図で説明したものです。

 

意識していないとお金の流れというのは目に見えないものです。

 

この図では「中流の人」と「お金を持ち続けられる人」の
2パターンのお金の流れを可視化できるように矢印で表しました。

 

図に描かれた矢印を見ると、
お金の流れが異なることがわかるかと思います。

 

どこが違うのか?

 

左側の「中流の人」、
彼らのお金は一方通行に流れていることに気づきます。
中流の人」の矢印は、
収入」から、
「負債」と「支出」だけを通ってお金が左から右に流れ行くだけです。
これが稼げども稼げどもお金が貯まらない原因です。
そして「資産」という項目は一切通っていません。

 

一方で右側の「お金を持ち続けられる人」のお金の流れはどうでしょうか?
まず、出発点が「資産」から始まっているのが興味深いと思います。
つまり「お金を持ち続けられる人」というのは
中流の人」が持ち合わせていなかった「資産」を持っているということです。
その「資産」がお金を生み、さらに働いている人であれば
給与を含めたものが「収入」となり、
「支出」を「負債」を通って「資産」の方へ戻ってきていることがわかります。
ずっと円を描くように「循環」して回り続けています。


「お金を持ち続けられる人」は、
毎月の生活費以上に使いきれないお金が、
資産から入ってくるのでまた資産を使います。

そして翌月、新たに買った資産からチャリンチャリンとさらにお金が入ってきます。
そう、彼らは自分の経済状況を適切に管理し、
お金を回し続けることが非常に得意なのです。

 

中流の人」はお金を消費するために日々「お金を稼ぐ」ことに躍起になっていますが、
「お金を持ち続けられる人」は日々「お金を回し続ける」ために頭を使っています。

 

この「お金を稼ぐ人」と「お金を回し続ける人」のキャッシュフローの違いが、
お金持ちとそうでない人の違いなのです。

 

お金持ちはお金を持ち続けるために、
自分が働かなくても毎月の収入を生む、
いわゆる「不労所得」を生み出す「資産(ビジネス・不動産・株式など)」を
保有しようと行動しています。

 

いかがでしょうか。


ではその「資産」はどのように作るのか?ということですが、
まずはしっかりと働いて、働いて得た収入でしっかりと「貯蓄」をすることです。
そしてその「貯蓄」を単なる貯蓄ではない、「資産」として意識することが
大切だと思います。

 

「貯蓄」という意識でいると、
せっかく積み上げて貯めたとしても、
車の購入や住宅の購入時に頭金として取り崩す対象となってしまいます。

一方で「資産」とは取り崩すものではありません。
原則として年数の経過とともに右方上がりに増えていくものです。
「資産」は大きければ大きいほど、
その「資産」が新たな収入を生んでくれるものですので、
住宅の購入時の頭金の対象としてはいけません。

 

この考え方がとても重要です。

 

もし仮に車の購入を予定していて、
その頭金を準備する必要があるのであれば、
「資産」としても「貯蓄」とは分けて、
これとは別に「貯蓄」としての「貯蓄」で区別して準備するようにします。

 

ちなみにここで勘の良い方は気が付いたかもしれませんが、

一般的には住宅や車を購入して所持すると
これはワガ家の「資産」と捉える方が多いと思いますが、


これまで説明してきたように、

住宅や車を購入すると頭金で一時的に貯蓄を取り崩す必要が出来て来たり、
ローンの返済なので長期間的に返済つまり支出が発生することになります。
しかもこの返済には利息がついており、
実際の住宅や車の購入金額よりも多くの支出を伴うことになります。

つまり住宅や車というもの
先ほどの図で言うところの「負債」に位置づけられることになり、
住宅や車を所持しているだけでは、
それ自体から収入が生まれるわけではないので、
「資産」にはなり得ないということになります。

 

住宅や車を購入する際は、
「負債」を買うということを意識することが大切です。
「資産」を減らしてでも「負債」を価値があるか?観点から、
それでも購入するかどうかということを慎重に検討する必要があると思います。